インスリンの作用不足とは?

2010年06月18日

インスリンは自分の膵臓から出る血糖を下げるホルモンです。血糖が高い場合は注射薬として体の外から補うこともできます。

2型糖尿病の場合、初期は食べ過ぎや太りすぎなどでインスリンはたくさん出ているのに効きが悪くなる(インスリン抵抗性)。そのうちにすい臓が疲れてイン スリンが出なくなる。発症初期の段階から食事療法をやらずに内服薬(特にオイグルコン・アマリール・グリミクロンなど)だけのんでいると薬はやがてきかな くなり、血糖はますます上がる。ただし最新の薬はインスリン分泌能を維持するものもあります。血糖がとても高い状態が続くとインスリンの効きが悪くなるのに加えインスリン自体も出なくなる(糖毒性という)。そうなる と血糖をさげるのはインスリン注射を用いなければ非常に困難となる。
1型の場合はすい臓からのインスリン分泌が極端に低下する。