リベルサス・オゼンピック・マンジャロについて

2025年07月08日

比較的新しい糖尿病薬でリベルサス・オゼンピックというGLP1受容体作動薬、マンジャロというGIP・GLP1受容体作動薬薬があります。血糖を下げる効果が従来の薬よりも強力で、体重を減らし合併症・心臓病・腎臓病などのリスクを減らすことを期待出来る薬です。当院でもかなり多く使うようになりました。リベルサスは毎朝起床時に内服する薬で、オゼンピック・マンジャロは週1回の自己注射薬です。両者とも血糖値にあわせてインスリンを出させ、かつ満腹感が得られやすくなり体重が減ります。特に注射薬は効果が強いです。ただし使用上の注意点もあり、副作用・効果にあわせて用量調節や対処が必要です。当院は糖尿病専門医として当然ですが薬を出すだけでなく食事運動指導・検査を行い適切な管理を行っています。
なお高度肥満にも別名で保険適応になりましたが、糖尿病専門医が複数いる入院施設でしかまだ使えません。糖尿病の確定診断がついてない血糖・HbA1cが高めの方についてはブドウ糖負荷試験(75gのブドウ糖をのんで飲む前と30分・60分・120分後に採血)をおすすめしています。